修練用語とは?
修練用語とは、IBMA極真会館空手道の修練で使う概念用語のことです。空手道用語は、IBMA極真会館空手道の理論を理解するために必要なものです。理論を理解することにおける概念用語(修練用語)は組手修練における技のようなものです。技術がなければ、高いレベルの組手を体得できないのと同様、概念用語を覚えなければ、理論を理解することもできません。
技術の体得には、その技の意味を理解し、かつその運用法を理解できなければ、技術を応用することはできません。それは本当の意味で、技術を理解したとはいえないのです。技術は、より善く運用できてこそ真に体得したといえます。そして空手技をより善く運用するには、理論を理解することが重要です。また、真に技術を理解するとは、理論を理解すること。概念用語(言葉)を使い理論を展開すること。自己の身体で表現できること。その3つができてこそ、より高いレベルでの理解です。我々はそのような高いレベルでの空手技の理解を目指します。
難しい概念の用語は、まず名称だけでも覚えてください。修練を深めていけば、その意味が理解できるようになるでしょう。断っておきますが、修練用語には、通常使わない、難しい言葉や空手独自の言葉が含まれます。ですが、その用語を覚えることは難しいことではありません。みなさんには、使っていない多くの能力があります。修練用語を覚えることぐらい容易いことです。問題は、それを覚える、またその意味を深く理解しなければならないという、認識を持てるかどうかです。
より高いレベルの空手道修練を行うために
我々は、より高いレベルの空手道修練を行うために、実践的アプローチ(体験)のみならず、理論的アプローチ(仮説の構築と体験の検証)を行い、その実践のレベルを高めていきます。それが真の意味での実証です、そして、IBMA極真会館空手道とは武道であると同時に哲学だと認識してください。ここでいう哲学とは、人間がより善く生きるための「知」を掘り下げていくことであり、人間探求のことです。つまり、武道は人間探求という意味で哲学でもあるのです。
IBMA極真会館空手道の修練方法の理解には
IBMA極真会館空手道の修練方法の理解には、筋肉の名称や関節などの名称を知ることも必要になります。なぜなら、IBMA極真会館空手道では、より科学的、医学的なアプローチを重視するからです。ゆえに運動学や解剖学などの知識も取り入れていきます。また、修道のためには、心理学や古今東西の聖賢の思想、哲学から学んでいきます。以上のように、IBMA極真会館の有段者は、あらゆる面で「知」を拡げ、かつ深め、さらに実践を積み、より高いレベルの個の確立を目指してください。
修錬用語一覧表
- IBMA極真会館空手道(増田空手)の理念
- IBMA極真会館の理念の解説
- 「その場技」と「移動技」
- 「その場稽古」と「移動稽古」
- 「仕掛け技」
- 「相組み」と「逆組み」
- 「組手型」
- 「順掴み」と「逆掴み」
- 「順突き」「逆突き」と「順蹴り」と「逆蹴り」とは
- 「5つの観点(OFPHM)」
- その場移動稽古と前後移動稽古
- 上中段とは
- 制位
- 囮技(おとり技)
- 小手(こて)
- 応じ技
- 打ち込み稽古
- 拓心武道メソッド
- 正中線
- 武道空手用語の解説
- 組手型の仕掛け手
- 組手型の応じ手
- 組手型(Kumitekata)
- 組手技とは
- 組手技と伝統技
- 伝統技とは
- 蹴り込みと蹴り
- 送り足
- 連絡技と連続攻撃
- 3本移動稽古
- 約束組手(一本組手、三本組手)について