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序章 〜修練×修道体系、理念、綱領、他

IBMA極真会館修練×修道体系概要図

  • オレンジ色の部分は伝統的極真空手の部分。グレーの部分は極真増田メソッド(拓心武道メソッド)の部分。

IBMA極真会館の理念

修練と修道を通じ
無限の可能性をひらき
高い人間性を発揮できる
心を育む
【解説】

 修練とは、自己の心身を活用し、技を習得し、それを活用する技能を体得することです。また修道とは、修練を通じ、自己のみならず他者を活かすための道理を学び、それを人生に活かすことです。人としての道理を掴み、それを活用することは、人間としての無限の可能性を拡げるはずです。また我々は、自己の可能性の開拓を、利己のみならず、利他に繋がるようにします。それを実践する心が、「良心(良知良能)」であり、それが高い人間性です。

 

  • 理念とは我々団体の活動における根本哲学(価値観)のこと。綱領とは、団体の活動目的、目標のこと。空手道の指針とは、我々団体の修練と修道における目標。我々が武道哲学というのは、IBMA極真会館空手道の修練と修道体系に通底する概念、価値観、および思想のことを言う。

IBMA極真会館の綱領(道場運営の目的)

 

我々は空手武道の修行を通じ

自他の和合と幸福を追求する

武道人の育成と


心と身体を楽しみ人生を豊かにする

空手武道の創設
を目指す

拓心武道メソッド理念〜IBMA極真会館空手道の指針

 

武術の修練による
心身錬磨を通じ
天地自然の理法を学び
自他一体の道を
修める
【解説】

拓心武道メソッドの理念とは、増田章の武道哲学の究極であり、IBMA極真会館空手道の指針である。

 

極真空手の理念

 

頭は低く目は高く 口慎んで心広く 孝を原点にして他を益する
【解説】

極真空手の理念とは、極真空手の創始者、大山倍達が掲げた、極真空手家の目指す精神のことである。

 

 

武道人について

 

 

極真空手を始める人のために〜我々IBMA極真会館増田道場の存在意義と目的

 

IBMA極真会館増田道場本部サイトより

 我々IBMA極真会館の稽古カリキュラムは、極真会館の伝統的な基本を基盤としていますが、半分は増田章が創設した、極真増田メソッド(拓心武道メソッド)を採用しています。ゆえに稽古内容は他の極真空手の道場と異なります。当然、道場理念、目的も異なってきます。もちろん、極真会館を創設した大山倍達師範の残された基本を引き継ぎ、後世に伝えることも重要です。また、極真精神(理念)を広く門下生に伝えて行くことも重要と考えています。ゆえに松井館長率いる極真会館とは友好団体です。そして微力ながら、極真会館のファミリーとして、極真空手を未来により良い形で残すことを目標としています。

 しかしながら我々IBMA極真会館増田道場の存在意義と目的は主席師範の増田 章が長年の研究から創出した拓心武道メソッド(極真増田メソッド)を手段に、一人でも多くの武道人を育成しようと考えたいます。この武道人という概念は増田の造語であり、増田の武道哲学から生まれました。この武道哲学を伝える手段として、拓心武道メソッドによる稽古が必要なのです。そして、その武道哲学と技術と技能を身につけた黒帯を一人でも多く輩出することが、IBMA極真会館増田道場の存在意義であり、目的です。

 我々の稽古カリキュラムにおける黒帯の取得は、少年部で5〜6年、一般部で3〜5年ほど要します。例えれば、初段は小学校の卒業、二段位は中学校、三段位は高校、四段位は大学卒業、5段位は大学院の卒業のようなものです。ゆえに我々は、道場を武道人の学校だと思っています。

 黒帯の取得にはある程度の時間を要しますが、我々は責任を持って黒帯まで指導致します。それが我々の仕事なのです。おそらく、初めて本道場において稽古を行なう方は、基本技の反復が中心の一般稽古は、難しく大変に感じるかもしれません。しかしながら、何回も基本稽古を反復することで、心身が鍛錬されます。また、反復練習に耐える心身を育むこと、そして上達を目指す訓練によって自己を変革していく過程に空手道の意義があります。

 補足を加えれば、IBMA極真会館増田道場の稽古は、基本技術の習得のための反復練習のみならず、基本技術を活用した応用技術の習得のための組手型の稽古を行います。これまでは基本技術の習得も不意充分なまま、組手稽古に移行する道場がほとんどでした。

 そのような中、増田章は基本技術の稽古はもちろんのこと、応用技術の稽古を行ってきました。基本技術と基本を組み合わせて活用する応用技術の稽古を行ったのです。その上で組手稽古を行うのです。そのような稽古体系によって、増田章は、選手としてのみならず100人組手の達成など、数々の実績を極真空手の歴史に残してきました。

 2020年、その稽古体系を極真増田メソッド(拓心武道メソッド)としてまとめ上げます。つまり、稽古方法をわかりやすい枠組みで整理し、稽古の目的や方法を明確にします。そのことにより、誰もが難しい技術を理解しやすくなります。また、技術を活用する技能を体得するための道筋が明確になります。さらには、大山倍達師範が多くの格闘技、武術を修練、研究し体得した技術を再現し、それを後世に伝えることも可能になるでしょう。また、護身の術として多様な局面に対応できる、古典的でありながら新しい空手を体験できるようになります。是非とも、極真増田メソッド(拓心武道メソッド)と他との違いを体感してください。

 

 序章〜IBMA極真会館増田道場の空手とは

 IBMA極真会館増田道場の空手は、「修練」と「修道」を理念の具現化のための二本柱にしています。 その修練体系には、伝統技基本、伝統技の応用、組手技基本、組手型、組手などがあります。修道体系の中には作法、武道哲学、勝負理論、心法などがあります。

 我々は、武道修練を通じ、心身を鍛錬し、その心を高め、人生を拓いていきたいと考えています。その際に、照らし合わせなければならないことが、武道人としての生き方。そして人間としての生き方です。ゆえに我々は武道哲学の攻究を行い、同時に人生哲学をも考究していきます。 そして、武道修練を通じ、一人ひとりの人生の彩りを鮮やかに、かつ最高のものとしていきます。また、武道哲学の攻究は、人間としての倫理観や道徳心などの湧出に繋がって行くはずです。

 なお、組手技および組手修練は、単なる試合に勝つことがゴールではなく、あらゆる戦いに負けない、自己を作り上げる修練でもあります。さらに言えば、伝統技の修練は、空手本来の武道としての護身術を体得を目標として修練します。しかしながら、その護身術の修練も敵から自己を護るということのみならず、不断に油断をせず、危険に予防する心構えを養成するものです。言い換えれば、自己の心を護る、護心の道の攻究が伝統技および護身術の修練です。

 補足を加えれば、IBMA極真会館空手道の修練で最も重要なことは、全ての技や術に内在する、普遍性の追及と体得なのです。また、武道の目的は、アイデンティティの確立に武術を役立たせることだと、私は考えています。更に言えば、その修練過程を通じ、心身を練磨し、自己を高めること、また幸福感(感謝)を醸成することが目標です。

 そして、その目標の実現には、他者より優れた者となることをゴールとするのではなく、利他を実践できる人間、自己となることをゴールとすることが重要です。 繰り返しになりますが、IBMA極真会館空手道は武道です。ただし、実際は競技中心のスポーツ空手であるにもかかわらず、スポーツを否定し、武道を唱える者とは一線を画していきます。我々は、空手武道の確立を目指し、スポーツ空手の良い面を取り入れながらも、武道の本質を忘れないようにし、「武道人の育成」を以って、社会に貢献できればと考えています。    

修練と修道について〜文武一道

 IBMA極真会館空手道は「修練」と「修道」の二軸です。「修練」とは、IBMA極真会館空手道の修練項目の習得を目指す、空手武道の実技稽古のことです。「修道」とは、修練による学び(経験や気づき)をIBMA極真会館空手道の武道理論、武道哲学と照らし合わせながら、自己の認識(考え方)を吟味・検証することです。そのことで、自己の認識を、より高いレベルの認識へと高め、実生活に武道の理法を生かしていきます。つまり、武道修練における学びを自己の生き方に反映させることが修道です。 IBMA極真会館空手道は21世紀の武道人の育成を目指しており、会員、道場生は、「修練」と「修道」の二軸を意識し、人間的な教養と人格の向上を目指してください。

◎IBMA極真会館空手道においては、修練と修道は一道(文武一道)です。なお、修道の始まりは、IBMA極真会館の理念、IBMA極真会館空手道の理念、綱領、武道人の行動指針などの実践だと銘記してください。

はじめにご覧ください

 

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