[第14号:2018-1-28]

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From Akira Masuda

デジタル空手教本〜注目更新のお知らせ

※空手武道通信第12号に決勝と予選のページをアップしてあります。以下のページは本来、会員限定のページですが、しばらくの期間、誰でも閲覧可能となっています。あわせてご覧ください。2018年から、デジタル空手教本にはアーカイブス映像のページにIBMA極真会館・交流試合の映像をアップする予定です。

 

 

編集後記〜デジタル空手武道通信 第14号

 

今回、デジタル空手武道通信で取り上げた「空手道攻究」(一橋空手道部一空会編 /久保田正一著)は、船越義珍先生の薫陶を受けた久保田正一師範の書かれた本である。

数年前、私は学生時代の友人を介し、松濤館空手道の創始者、船越義珍師の弟子であった故久保田師範のご子息を紹介された。その時、故久保田正一師範のご子息には、空手つながりなので、「フリースタイル空手」と「増田章 吾、武人として生きる」、2冊の拙著を献本させていただいた。

後日、再開し会食した時、「増田さんの空手は親父の空手と似ている」と感想を頂き、故久保田紹山(正一)先生の著書をいただいた。その本が「空手道攻究」である。実はさらに後日、「俺にはわからない。増田さんならわかるだろう」と、ご子息から久保田先生の多くの研究資料が送られてきた。とても光栄なことで、嬉しかった。

昨年の暮れには、久保田正一師範の墓参りをご子息と一緒した。その時、故久保田師範の個性的な生き方の話をお聞きした。ご子息も、河合塾の英語の講師で、有名な英語の教本の執筆陣の一人である、若い頃は転勤族で苦労されたようだ。元々は学校教師をされていた。失礼な想像かもしれないが、挫折し、自分の境涯に懊悩する人間の気持ちのわかるような生き方をしてきたのだろう。たった一言だったが、拙著に対する感想が良かった。

奇しくも、私の空手の恩師、浜井識安先生は、一橋大学空手道部、一空会の出身である。私が石川で極真空手を習っていた当時、まだ一橋大学生で、空手部の副将だと言われていたのを記憶する。当時の私は高校生、浜井先生は大学生であった。拙著でも書いたが、本が大好きだった私は、浜井先生がいろんな本の話をしてくれると、とても元気が出た。浜井先生は少しオタク風だったように思う(失礼)。ただVシネ風オタクと言ったら、意味不明だろうな…(またまた失礼)。ちなみに高校生の頃、先生の書斎を拝見し、いつか、この蔵書よりももっと多くの本に囲まれて暮らしたいと思っていた。その目標は達成されただろう。何度も言うが、私の夢は図書館を持つこと、学びの塾を作ることである。虚言に聞こえるかもしれないが、学校を作りたかった。もはや不可能に近いが、諦めてはいない。いつか宝くじが当たったら、図書館と学びの塾を作るだろう。そして若い人を励ます年寄りになりたい。完全に妄想癖である。

追伸

年末年始の無理がたたり、年始から調子が悪い。先日はついに発熱し、数日間動けなかった。幸い、インフルではなかったが、家族にかぜをうつしてしまった。現在、私も含め具合が今一つである。風邪には、「免疫力を上げること」「睡眠不足にならないこと」「体を冷やさないこと」「疲労をためないこと」などが重要らしい。