[第15号:2018-2-18]

From Akira Masuda

平昌オリンピックの羽生選手の戦いを観て

 

デジタル空手教本〜注目更新のお知らせ

本号から増田レッスンのページを作りました。このページでは、増田が道場で空手指導をしている映像が見られます。その指導(レッスン)映像を見ながら、昇級や昇段審査の項目の自習をしてください。また、黒帯の方は稽古方法や、指導理論の更新、チェックに閲覧するようにしてください。増田空手の考え方は、古き伝統を大切にしながらも、絶えず、技術や理論を検証することです。そして改訂したほうが良いと思われる場合は、恐れず改訂していくことです。その際、古い理論や技術は、将来の検証や創出に役立つことがあるかもしれないので、アーカーブ、塩漬けします。

さらに言えば、そのような理論や技術の改訂に伴い、稽古体系を絶えず更新していくことが、増田道場、そしてIBMA極真会館空手道の基本的姿勢です。黒帯は、そのことを銘記して、稽古を行ってください。

また、私の考えがよく理解できない人は、もう少し待っていていてください。なるべくわかりやすく伝えるように努力します(増田 章)。

 

※空手武道通信第12号に決勝と予選のページをアップしてあります。以下のページは本来、会員限定のページですが、しばらくの期間、誰でも閲覧可能となっています。あわせてご覧ください。2018年から、デジタル空手教本にはアーカイブス映像のページにIBMA極真会館・交流試合の映像をアップする予定です。

お知らせ

  • 2018年から空手武道通信は第3週の日曜日の更新とささていただきます。
  • この号は会員登録なしで閲覧できるページがあります
  • デジタル空手武道通信は、常時コンテンツを修正、補充(アップロード)していきます。
  • すべてのページの閲覧には定期購読会員登録が必要です。デジタル空手武道通信の案内
本号の主な内容
  • FromAkiraMasuda:平昌オリンピックの羽生選手の戦いを観て
  • デジタル空手教本:増田レッスン/左右自然体組手立ち/増田レッスン/左右自然体組手立ち前拳直突き/増田レッスン/左右自然体組手立ち 後足上段回し蹴り、後足上段回し蹴り込み/増田レッスン/左右自然体組手立ち 前拳〜後拳直突きから前足上段回し蹴り込み/増田レッスン/前屈立ち移動 3本突き
  • 編集後記

バックナンバー

編集後記〜デジタル空手武道通信 第15号

1月の初め、義理の父がなくなった。そこから年末年始の無理の影響か、風邪をひいた。そこから体の具合がよくなかった。風邪の影響はなくなったが、依然としてインフルエンザ等が怖い。加湿器を購入したり、発酵食品を食べたりして、予防に気をつけている。

デジタル空手武道通信のデジタル空手道教本の更新を進めたいと思っているが、体の障害や体調が良くないせいか、思うようには進まない。根本的に人手と能力と時間が少なすぎる。故に頭をフル回転させなくてはならない。しかし、私の頭が回らない。そんな中、わずかながら、未来への投資として、新しい勉強も始めている。

私が今、一番欲しいのは、優秀な仲間、同志である。そのような者とチームを組めば、自分の力がもっと有効に使える。人に頼っているようにも聞こえるが、これまでの人生、人に助けられた。そのような同士は、なかなか現れてこなかったが、いつも現れた。ほんのわずかであったが、それでもそのような人たちに、私は感謝している。また、多くなかったからこそ、人のありがたさがわかる。

さて、実を言うと、オリンピックアスリートにはあまり興味はなかった。しかし今回は、自分の娘や息子のような年齢のアスリート達の頑張っている姿に感動し、私にも以前はあった、夢と闘争心を思い出した。それは、私が年をとったことの証明かもしれない。

私の道場には、私と同様の年配者が目立つようになってきた(私よりも年配者もいる)。もちろん、若い道場生の方が多いが。私の道場の方向性は、老いも若きも、極真空手を真に楽しみ、その価値を高めていけるような空手道場を目指すことである。そのためには明確な修練体系と優秀な指導員が必要だと、私は考えている。ただ、私の体が使い物になるのは、あと数年だろうと予測している。それ以降は、余力を大事に使わなければならないだろう。ポンコツの身体に感謝し、それをいたわりながら、もう少し協力してもらいたいと思っている。「我が身体よ、これからもパートナーとして力を与え、そしてその力を貸してくれ」そう願う毎日である。