デジタル空手武道教本の紹介サイト

作法について、他 

空手武道の作法について

 
「礼に始まり礼に終わる」

 道場稽古に参加する前に、道場内では、様々な作法があることを知っておいてください。IBMA極真会館空手道とは、空手武道の技を学ぶと同時に、先生と生徒、先輩と後輩、仲間同士など、他者との向き合い方を始め、道場との向き合い方などが、伝統的に決められています。その中には、時代と共に若干の変更もあるものもありますが、その多くを我々は残しています。

 「作法」を学ぶとは、武術の技を学ぶこと同様、その心(意味)を掘り下げ、その無限の応用を体得することを目指すことです。つまり、作法を学ぶとは心の使い方を学ぶことに他なりません。

 さらに言えば、使い方、使う局面を間違えば、反社会的な暴力となる武術を学ぶには、人と社会と正しく向き合い、自己と調和させて行く方法を学ばなければなりません。ゆえに、武道を学ぶに際し、道場内のルール、作法(礼法)を守れないものが、自己と他者(他人や社会)と調和して行くことができるはずもありません。また、作法や礼法の形に内在する本質を体得することが、我々IBMA極真会館の理念にある、修練と修道でもあります。武術の技の習得もその本質を深く理解することで、自我を抑制し、自己を高めてくれます。

 より厳しい言い方をすれば、作法や礼法をないがしろにする者は、武道を学ぶ資格がないと言っても過言ではありません。また、IBMA極真会館は、そのような者に空手を教えません。

 

作法(礼法)習得が、武術の修練の始めであり、終わり

 正直に言います。スポーツの中には、思い切りエネルギーを発散させて、有り余る自我を抑制させる効果もあるでしょう。心正しく、仁義の理解が深い指導者なら、そのような者を正しい道に導くことも可能でしょう。しかし、そのようなことは、我々には困難なことです。また、本来は家庭においてそれらの基盤を養成するのがベストです。また、義務教育の中でそのことを教えるべきです。しかし、そのことが十分でないことは分かっています。だからこそ、我々は道場に関わる全ての人がそのことを理解し、かつ、協力して修練に当たらなければなりません。また、我々の空手道場は空手武道学校ですから、学ぶ姿勢を正していくことが、最も重要だと考えています。なぜなら、我々の道場は、空手を教えるのみならず、武道人の育成が目的だからです。入門する方は、そのことをよく理解してから入門してください。

 なお、IBMA極真会館の修練方法は、礼に始まり礼に終わります。ゆえに、稽古の中でも作法の重要性を理解していけるよう指導します。また、子供に武道を習わす保護者の方には、そのことを何卒、了解してほしいと思います。かなり口はばったいことを申し上げましたが、作法(礼法)習得が、武術の修練の始めであり、終わりでもあります。以上のことは、私自身も道場生と共に追求していきます。道場内では、先生と生徒という序列がありますが、武道人としては同じラインです。ですから、共に尊敬しあい、共に人間性を高め合っていく。それが私の武道人哲学です。

 

 

 

 

IBMA極真会館修練項目、礼法、他の一覧表

  礼法、他
1 立礼
2 座礼
3 極真礼
4 十字礼
5 回し受け
6 息吹

 

Translate

増田章のワンポイントレッスンコラム、他

デジタル空手武道教本会員専用ページへ

PAGETOP
Copyright © デジタル空手武道教本 Info All Rights Reserved.
Powered by WordPress & BizVektor Theme by Vektor,Inc. technology.
Translate »